相手の子が水商売してる子だったから、愛人契約って感じで誘った方がいいのかなって思ったんだよね。
自分なんか相手にしてくれないかもだけど、それでも自分が彼女の特別な存在でいたい、いさせてほしいって思ったの。
好きなの。実は。結婚したいと思ってるの。だけど、もちろん、自分でも分かってるんだよ、彼女が結婚向きの女じゃないってこと。
それに、自分とは不釣り合いだってことも分かってる。
だから、愛人契約って言葉の方が受け入れてもらいやすいと考えたんだ。
そういう不釣り合いな相手でも、好きって気持ちが膨らんでしまったら、好きって気持ちがまとわりつくなら、最後まで見届けるしかないでしょ。
パパから彼氏に
その結果を出さなきゃ終われないでしょ。
だから、無理して彼女を誘って、それで、愛人契約の話をしたんだよ。
そしたら彼女、「本気で言ってる?」って笑ってた。
「ちゃんとした、こういう世界じゃない人の方が、あなたには合うと思うよ?」って。
それは自分でも分かってる。不釣り合いなのは承知だし!
最悪の結果にしかならないことはもう分かってる。だけど、好きな気持ちがそうまでしないと、消えないから!
「愛人契約なんて柄じゃないよ」って彼女、断るからさ。
つい、口から出ちゃったんだよ。
「愛人契約が嫌なら、付き合ってほしい」って。
「好きな気持ちが消えないから、どうしてもその先が見たくなるから、付き合ってほしい」って。
彼女、意を決したように、「それなら仕方ないよね」って悲しそうに笑ってたよ。
パパ活
デートするだけのお仕事